習得STEP
8、業務での心得
8、業務での心得
・ 会社の役職序列
会社には序列関係があります。どれを表すのが、役職です。役職によって持ち場は変わり、その役職に応じた責任が課されます。同時に役職はその人のプライドでもあり、それに応じて言動も変化させていく必要があります。役職名を間違えることは大変失礼にあたりますので注意が必要です。社外的には、「〇〇課長」と呼ぶのは、自社の上司を敬うことになってしまいます。「〇〇部長」「○○課長」の「部長」「課長」という役職が敬称になります。
・ 上司の呼び方
社内で管理職を呼ぶ時は、役職名をつけるのが一般的であったが、最近では「○○さん」とあえて呼ぶ会社も増えてきているようです。上下関係を払拭し、自由に話せる機会を作るためのようです。
「部長付」「課長補佐」などの場合は、「付」「補佐」をとって呼ぶ。
・役職の序列と役割
会社によって異なる場合もあります。それぞれの役職の内容はここでは省略します 。
日系一般企業 | |
会長 | |
役員 | 社長 |
副社長 | |
専務 | |
常務 | |
部長 | |
次長 | |
課長 | |
係長 |
外資系企業 |
CEO (Chief Executive Officer) |
COO (Chief Operating Officer) |
CFO ( Chief Financial Officer) |
パートナー |
ディレクター |
シニアマネージャー |
アソシエイト |
マネージャー |
シニアスタッフ |
※「取締役」:代表取締役の職務執行を監視し、経営について委任を受けてその意思決定を行う役職
※「監査役」:取締役の職務執行状況について業務監査を、また会社の業績について会計監査を行う役員
※「相談役」:会社の重大な事項について助言し、紛議の調停などにあたる役職
◎上司・先輩との付き合い方 敬意を払った態度でキャリアや実績が上の相手に対しては、常に敬意を払い謙虚な姿勢を心がけることが重要です。管理する上司・先輩にとって、部下の仕事の進捗状況を把握しなければなりませんので、「ほうれんそう」は重要です。
👉️ 謙虚な姿勢で話を聞く。
👉️ 仕事上の疑問点などは迷わずすぐに相談する。
👉️ 上下関係を重んじる。
👉️ 感情的な発言は慎む。
👉️ 呼ばれたら返事をして、すぐに上司・先輩のもとへ行く
どうしても手が離せない場合は、どのくらいで手が空くのかを明確に伝える。
👉️ メモを取りながら聞く。
👉️ 指示を実行しこまめに報告する。
👉️ 移動の際、上司・先輩の荷物は積極的に持ち、数歩後ろを歩く。
👉️ 挨拶、名刺交換のときは上司・先輩が先に行う。
👉️ 打ち合わせでは、前もって資料の準備をし、上司・先輩が打ち合わせをスムーズに進められるようにサポートする。
◎同僚・後輩との付き合い方 常に礼儀正しく
👉️ 同僚とは助け合いの精神で、またよきライバルでもあり、お互いにスキルを高めあう。
👉️ 金銭の貸し借りは慎む。
👉️ 陰口・悪口は厳禁。
👉️ 後輩に仕事を依頼するときは、要点をわかりやすく丁寧に。
👉️ 入社間もない後輩に完璧な仕事を求めてはいけない 長い目で見つめ、困っていたら相談にのってあげる。
👉️ 仕事の成果をほめてあげる。 長所を見つけてあげるのも上司の仕事。
👉️ 後輩を叱る場合、相手に恥をかかせないように、人前で大声で叱るなどの行為はしない。
「〇〇のデータにミスがあるようだけど、〇〇に注意を払ったほうがいい」などの相手がミスを防げるようなアドバイスをするとよい。ほとんどの場合、大声で叱責をするなどの状況にはならないはず。